着物、着付け、コーディネート、着付け動画、ヘアメイクなど着物に関する様々な情報が満載のきものポータルサイト。着物雑誌「花saku」のオンライン版です。豊かなきものライフを実現する「たんすコンシェルジュ」も推進しています。

月刊誌「花saku」の年間購読のお申し込みはこちら!
<<  2018年10月  >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
たんすコンシェルジュ
花saku次号予告
 

編集長ブログ

もうすぐ節分 2月号「縞の木綿に魅せられて」(川越唐桟)大反響ありがとうございます。  [2018年01月28日]

もうすぐ節分 2月号「縞の木綿に魅せられて」(川越唐桟)大反響ありがとうございます。

 

 

「寒波」とやらに襲われて、今年の冬将軍はただの冬将軍じゃ内のだとか。1月22日の午後から関東地方にも雪が降りました。だいたいⅠ〜2日で

溶けてなくなるのですが、幹線道路や大通りの雪はすっかり姿を消しましたが、路地裏や北側の塀沿いなどは、雪というよりも氷になっています。連日氷点下を記録し続けていますので、溶けない! こんなのってちょっと珍しいですね。55年ぶりの寒さという報道を見ました。55歳以下の皆さんには、人生で一番寒い日が続いているということですよね。多分、国民の半分くらいが「自分史上最高の寒さ」を感じている今日この頃なのだと思います。

 

会社の近所の雪だるま
これは、編集部近くでみつけた雪だるま君。
誰が作ってくれたんだろう?(笑)
十日町

で、こちらは十日町出張中の方から届いたお写真!

 

ホワイトアウト!!!


先週はこんな言葉もありました。「東京は平成に入って一番寒い朝です」ですって。あれ?55年ぶりじゃないの? よく分からないですがとにかくめっぽう寒い日が続いております。インフルエンザも猛威を振るっているようで、受験生を抱えているお友だちはマスクを外しません! ここが正念場! 風邪やインフルエンザなどで人生の夢を諦める訳にはいきませんものね。受験生の皆さん、大変だけど頑張ってくださいね。もう一息です!

 

 

さて、寒くて仕方がない今日この頃ですが、間もなく立春を迎えます。立春の前の日は節分。24日が立春で、3日が節分です。「立」という文字は、二十四関井の中に4回出てきます。立春、立夏、立秋、立冬。それぞれに、四季の訪れを教えてくれる日ですが、なぜか立春の前の日だけとても有名な(?)節分で、「鬼は外〜! 福は〜内♪」などと叫びながら豆まきをする日で、そろそろ店頭には、枡に入った豆や鬼のお面などが並び始めました。

 

 

でも、「立」という文字が付く二十四節気の前日はすべて「節分」なんですよね。豆を撒くのは立春の前日の節分だけですけど。「季節を分ける」という意味だそうです。季節の変わり目というのは、どうやら邪気が生じる、鬼が出ると考えられていたそうですね。古来中国から渡ってきた考え方です。

 

 

確かに、季節の変わり目というのはとにかく体調を崩しやすい。今は、情報もあり、空調環境も整備されていて、衣服にも困る人は少ないので、しっかり心がけていれば体調を崩すことも少なくなったと思いますが、昔は寒暖の差が10度もあったら大変だったでしょうね。天気予報はありませんから、空の色や雲の気配などで、翌日の天気を占った。

 

昔の人は、そういう「生きる知恵」とか「直感」というのが優れていたんじゃないかな? って思うことがとても多いです。銀杏の葉っぱが色づいたらとか、桜の花が咲いたらとか、なんか「自然の合図」に対してとても畏れを抱いていたし、自然ともっと近いところで生きていたような気がして……、実はとてもそんなことに憧れてしまいます。

 

カンとか、予感?(同じ?)が鈍っているような気がするんです。カーナビとか、スマホとか、何でもその場で数秒で調べられるから漢字もどんどん忘れるし、どうも「便利」は人間の本来持っている力を奪っていくような気がして仕方ありません。AIが人間を超えるとどんなことになっちゃうんだろう?

ま、それはそれとして、季節の変わり目ですので、体調には本当に気をつけなければ……。節分と言えば、もう一つ! 「柊鰯」ですよね。若い方はご存じないかもしれませんが、柊のトゲと、鰯の生臭さで鬼が家の中に入ってくるのを防ぐということで、柊の枝に鰯の頭を刺す!

 

今、そんなものを玄関に飾っていたら、近所から苦情がくるかも!? 平安時代に書かれた「土佐日記」にも出てくるくらい長い歴史を持つ「柊鰯」ですが、どうもこれもまた絶滅危惧種かもしれません。

 

最近、コンビニのセブンイレブンさんのプロモーションによって俄然脚光を浴びているのは「恵方巻き」ですね。私は「太巻き寿司」と呼んでいましたが、いつの間にか「恵方巻き」と呼ばれる物体になりました。どうやら関西のほうで無病息災などを願って、丸ごと一本食べていた風習が始まりだそうですが、丸ごと一本食べている間はしゃべっちゃいけないらしいんですよね〜。おしゃべりさんにはとてもツライですね。

 

ただ、物流と通信、インターネットやSNSの台頭によって、一部の地域の風習だったモノが全国へ広まったりするのは面白いことだなぁと感じています。各地方によってお花見に対する考え方や風習も違うようで、これまた楽しみな季節がやってきます。

 

節分、立春が過ぎて最初に吹く南風が「春一番」だそうですが、今年はまだまだしばらく寒い日が続きそうですね。220日発行の3月号は、長崎県島原市、雲仙市の桜を、3月20日発行の4月号は、青森県弘前市の桜をお届けします。まだまだ桜にはもうしばらくありますが、楽しみにしていてくださいね。

 

そんな中、4月号のリニューアル(連載がほとんど変わりますよ〜)で、アリス君は大忙しの毎日。6月号、7月号などの撮影やロケの準備が進んでいます。みきよさんは大島紬の特集の段取りや、藍染めの撮影の段取りなどでワラワラしております。

 

2月号の「川越唐桟」早速、反響を頂戴しております。ありがとうございます。便利になってしまった世の中で、「手間をかけること」を学んだり、楽しんだりするのが「川越唐桟手織りの会」のコンセプト。どんな情報も瞬時に手に入る、何もかも、手のひらの上の小さな四角い物体が解決してくれる時代ですが、面倒臭い、手間がかかる、根気の要る「きもの」は楽しさが増しているような気がしてなりません。

2G表紙

 

川越唐桟手織りの会の皆さんは、そんなことを仕事ぶりで教えてくださいました。染料も、自分たちの身の回りで手に入る天然素材を持ち合います。黒豆とか、オリーブとか、タマネギなんて、なんだか美味しいレシピができそう。何度も何度も消えかける、全国各地の染織が、そこかしこで、心ある人たちによって細々と、しかし確かに受け継がれています。

 

『花saku は、これからも、手間のかかること、面倒臭いことを楽しみ、面白がって伝えていきたいと思っています。

 

2月号「縞の木綿に魅せられて」を読みながら、こたつで、暖かい部屋で、春を待ちながら、遠い江戸時代に思いを馳せてみるのも楽しいのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 和の生活マガジン『花sakuは、年間購読がお得です。



年間購読のお申し込み、バックナンバーのお取り寄せ、
間もなく完売になります『2018着物手帳』のお申し込みは

こちらからお願いいたします。

 

Posted at 16:33